ふるさと納税のメリット・デメリットを分かりやすく解説

 ふるさと納税。テレビやSNSの広告などで耳にする機会があり、多くの人がこの言葉を聞いたことがあると思います。しかし、2023年の納税義務者に対するふるさと納税の利用者数は33.8%と半数以下となっています。私の周りでふるさと納税を利用していない人にその理由をたずねると「よくわからない」、「面倒くさい」といった声がほとんどでした。そこでふるさと納税はどんな制度か。そしてふるさと納税のメリットとデメリットを以下にまとめます。

ふるさと納税とはどんな制度か?
 ふるさと納税とは、納税者が選んだ自治体に寄付をし、自己負担額2,000円を除いた寄付金額全額が所得税及び住民税から控除される制度です。

ふるさと納税のメリット
1 税金が控除される
 寄付額のうち2,000円を超える部分が、所得税や住民税から控除・還付されます。言い方を変えると、実質2,000円の負担で寄付金額に応じた様々な返礼品が手に入ります。
2 様々な種類の返礼品をもらうことができる。
 地域の特産品が返礼品として届きます。シンプルに心が躍ります。
3 確定申告が面倒という人は「ワンストップ特例制度」の利用を検討してください。
 必要書類が基本的に「申請書」、「本人確認書類」の2種類で、確定申告の手間を省くことができます。ただし寄付は5自治体以内でないといけません。

ふるさと納税のデメリット
1 自己負担額2,000円が必ず発生する。
 寄付金額にかかわらず、自己負担額は2,000円です。
2 控除申請の手間が発生する。
 「ワンストップ特例制度」の活用などで手間を省くことはできますが、何もしなくて良いということにはなりません。
3 控除限度額を超えると損になる。
 控除限度額の超過分は自己負担となります。控除限度額は年収や家族構成など各々で条件が異なります。仲介サイトを利用すると簡単に計算することが可能です。よく確認して控除限度額を超過しないようにしてください。

 主なメリットとデメリットを記載しましたが、この他にも確認すべき事項はあります。ふるさと納税を始めるにあたって主な事項だけでも良く確認・理解をして利用をしていただければと思います。

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