転職活動において、まずやるべきこと

 ひと昔前はする人の方が少数派であった転職活動。現在は、ブームと言われるように転職活動をする人が増加しております。私も約1年前から転職活動をしています。その中で転職活動時にまずこれをするべきだということを下記に記述します。

 転職を始めるにあたってまず大切なことが、なぜ現職を辞めるのかという理由を明らかにすることです。これを明らかにしていないと軸が定まらず、転職活動の際に何を、いつまでに、どの程度といった条件を決定することができません。仮にその状態で面接まで進んでしまっても面接官からの質問への回答に矛盾を生じることとなり、内定獲得が困難となります。こうした理由もあり、転職サービスに登録するとまず転職をする理由や労働条件に対する価値観の優先順位をヒアリングされます。

 転職理由や優先順位をはっきりさせることは重要です。その際に現職から転職しようとする理由をはっきりさせると同時に、現職で良かった点も併せて整理することが重要です。仮に転職理由が給料が少ないことであると仮定して、その条件を基に転職先の会社に現状の年収より100万円増額で転職を成功させたとします。目的となる年収が増額となり、一見転職が成功したように見えますが転職先で労働をする中で残業や休日出勤が多いということが常態化した職場であるということに気がつきます。すると今度は労働時間(ライフワークバランス)が順位として優先されることになります。こうなると再度転職する可能性がでてきます。履歴書作成や求人検索をするより先に優先順位、可能であれば許容範囲を明確にすることで、転職を繰り返す可能性が低くなります。

 自己分析やその分析結果を基に価値観に優先順位と許容範囲を決めることは、手間がかかり面倒であることも事実です。そのためこれらをやらずに活動を進める人も少なくありません。しかし転職活動を進める中でも、転職後に後悔しないためにも必ずやるべきであると私は考えます。

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